ひざまくらの後は?
その頃の天音はふわふわの髪を胸のあたりまで伸ばしていて、中学生になってから細い手足がどんどんと伸び天使みたいだった小学生は、徐々に大人っぽさを見せていた。
その彼が天音に気があるのは一目でわかった。
だけど、身長が高く見た目の大人っぽいその男の子は私の周りにはいないタイプだった。
学校には男子はいないし、行ってる塾にもこんなに垢抜けた爽やかな感じの人はいなかった。
すぐに彼に興味を持った私は、何度か天音を送りに家まで来るのが決まった曜日だとわかり、先に帰って待っていることにした。
そうして、天音がいてもいなくても声をかけて、次第に距離を縮め、私から告白した。
彼は最初は断ってきたけど、天音にお願いしたら天音はすぐに引いてくれた。
「私、小諸くんのこと好きになっちゃった」
「え!?」
「天音、彼と付き合ってないって言ってたよね?」
「あ……、は、はい」
本当は二人は付き合ってるんじゃないかと思っている。
だけど天音は、それを私に言えずにいるのだと思う。
私が彼に興味があると知っているから。
その彼が天音に気があるのは一目でわかった。
だけど、身長が高く見た目の大人っぽいその男の子は私の周りにはいないタイプだった。
学校には男子はいないし、行ってる塾にもこんなに垢抜けた爽やかな感じの人はいなかった。
すぐに彼に興味を持った私は、何度か天音を送りに家まで来るのが決まった曜日だとわかり、先に帰って待っていることにした。
そうして、天音がいてもいなくても声をかけて、次第に距離を縮め、私から告白した。
彼は最初は断ってきたけど、天音にお願いしたら天音はすぐに引いてくれた。
「私、小諸くんのこと好きになっちゃった」
「え!?」
「天音、彼と付き合ってないって言ってたよね?」
「あ……、は、はい」
本当は二人は付き合ってるんじゃないかと思っている。
だけど天音は、それを私に言えずにいるのだと思う。
私が彼に興味があると知っているから。