ひざまくらの後は?
健気に私の言葉を聞く妹に思わず笑ってしまう。
……本当にしょうがない妹だ。
「諏訪さんのことは本当に好きだったけど、もう諦めるわ。あんたが初めて私に反抗して自分の意見を言ってきたし、それに……」
「それに?」
「あの諏訪さんが人目も憚らずにあんな大胆なことをするくらい天音のことを想っているなら、私に勝ち目なんてないし」
さっき見た光景を思い浮かべて話すと、天音が途端に真っ赤な顔をして慌てふためく。
「あ!あれは、そのっ、違うんですっ!」
何が違うのか、必死に否定しようとしている。
「私もずっとお姉ちゃんが羨ましかったです……、何でも出来て、何でも持っていて。お父さんやお母さんから大切にされているお姉ちゃんが、ずっと羨ましかった」
初めて聞く、妹の本音に私は少なからず驚いいた。
妹から見た私は、そんなふうに見えていたのか。
……本当にしょうがない妹だ。
「諏訪さんのことは本当に好きだったけど、もう諦めるわ。あんたが初めて私に反抗して自分の意見を言ってきたし、それに……」
「それに?」
「あの諏訪さんが人目も憚らずにあんな大胆なことをするくらい天音のことを想っているなら、私に勝ち目なんてないし」
さっき見た光景を思い浮かべて話すと、天音が途端に真っ赤な顔をして慌てふためく。
「あ!あれは、そのっ、違うんですっ!」
何が違うのか、必死に否定しようとしている。
「私もずっとお姉ちゃんが羨ましかったです……、何でも出来て、何でも持っていて。お父さんやお母さんから大切にされているお姉ちゃんが、ずっと羨ましかった」
初めて聞く、妹の本音に私は少なからず驚いいた。
妹から見た私は、そんなふうに見えていたのか。