ひざまくらの後は？

電話ごしの声も素敵な智くんにきゅん！としながらも、繋がってしまったことに 戸惑う。


「 あ 、あのー…。実は智くんに明日のことでお話が…… 」


ああ、どうしましょうか。
明日のことを話さなくてはいけないのに、あまり気持ちが進みません。
智くんは嫌がってくれるでしょうか。

は！

そうです。そうですよ。

智くんが拒否してくれたらこの話はなくなりますよね！



『話？』

「はい。実は明日、大学の人たちで飲み会をすることになりまして、私も誘われたんですが……もちろん智くんが嫌ならお断りします！」

さあ、断って、と言ってください！


『ふーん』