ひざまくらの後は?
「ねえねえ、今の天音ちゃんの彼氏から~?」
「え!?も、もしかしてこれから来んのか?」
好奇心を隠そうともしないのと、狼狽えるの。対称的なふたりに、まあこのまま黙っていてもどうせ分かることだと諦めて簡単に説明した。
「そう。今から迎えに来てくれるから、梅くん天音を運んでもらわなくて大丈夫になった、ありがとう」
私のその言葉に梅くんは頬をひきつらせて無理やり苦い笑顔を作っている。
「そ、そっかー!なら良かったな」
……梅くん。ドンマイ。
「ふふふ~。まだかなぁ~」
やたらと楽しそうな桜庭さんをかれこれ20分近く見続け、そろそろ限界だと感じた時。
周りがにわかにざわつき出した。
「え!?も、もしかしてこれから来んのか?」
好奇心を隠そうともしないのと、狼狽えるの。対称的なふたりに、まあこのまま黙っていてもどうせ分かることだと諦めて簡単に説明した。
「そう。今から迎えに来てくれるから、梅くん天音を運んでもらわなくて大丈夫になった、ありがとう」
私のその言葉に梅くんは頬をひきつらせて無理やり苦い笑顔を作っている。
「そ、そっかー!なら良かったな」
……梅くん。ドンマイ。
「ふふふ~。まだかなぁ~」
やたらと楽しそうな桜庭さんをかれこれ20分近く見続け、そろそろ限界だと感じた時。
周りがにわかにざわつき出した。