ひざまくらの後は?
「えっ?え!?えっ!!こっち来る!!」
大興奮の桜庭さんの存在なんて目に入っていないみたいに、
その男の人は天音の隣に立つと小さくため息を吐いてから視線を上げて私を見る。
近くで見るその顔は、きれいな二重や筋の通った鼻などすべてが芸術品のように美しかった。
そして何より、
全身から垂れ流されてる色気に圧倒され、呼吸の仕方を忘れそうだ。
「君が咲ちゃん?」
電話越しで聞くよりも数倍美しい低音の声。
「は、はいっ!諏訪さんですよね!?」
「諏訪です、よろしく。天音が迷惑かけていろいろ悪かったね」
呆れた声を出すも、その瞳は優しく寝ている天音に向けられている。
大興奮の桜庭さんの存在なんて目に入っていないみたいに、
その男の人は天音の隣に立つと小さくため息を吐いてから視線を上げて私を見る。
近くで見るその顔は、きれいな二重や筋の通った鼻などすべてが芸術品のように美しかった。
そして何より、
全身から垂れ流されてる色気に圧倒され、呼吸の仕方を忘れそうだ。
「君が咲ちゃん?」
電話越しで聞くよりも数倍美しい低音の声。
「は、はいっ!諏訪さんですよね!?」
「諏訪です、よろしく。天音が迷惑かけていろいろ悪かったね」
呆れた声を出すも、その瞳は優しく寝ている天音に向けられている。