dark girl&black cat
走り回っていると、いつの間にか人通りの少ない路地裏に居た。


バキッ!


そんな音が近くから聴こえてきた。


その音がした方へ走って、物陰に隠れた。


音がした方を見ると、5人の人影が見えた。



「おいおい、透耶。

いくら何でもヤり過ぎだろ」


「死んでるぞ、ソイツ」


「殺してねぇよ…」



ついつい会話を聞いてしまったけど、内容がものすごく怖かった。



「よくも…」


ハッと後ろを見ると不良A、Bが居た。


ヤバい…!


絶体絶命…!!


「逃げてくれたナァ!?」



あの5人には聴こえないように。


ガシッ!



痛っ!





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