今日も地球の上では☆1
「3年連続のダントツ1位で我が校の『プリンセス』になったのはミュー先輩だけで、それは我が校の伝説になってますから」
「良子ちゃ~ん、おおげさなんだよぉ。みんな私が嫌がるから、面白がってただけなんだから……。流くん、気にしないで帰ろう? ほら、時間指定で会社に宅急便が届くのに遅れちゃうよ? ねっ?」
ミューは半べそ状態で救いを求めるように、上目遣いで俺を見ながら腕をグイグイと引っ張った。
ドキン!
あっ、やばい、それは反則だろう?
今は勤務中、勤務中、勤務中……。
俺は鼓動が早く鳴るのを静める呪文を心の中で唱える。
「良子先輩」
その時、入口からそう声がして、2人の女子高生が走って来た。
「あっ、優ちゃん、怜ちゃん」
「『緊急召集』ってメール来ましたけど、なんですか?」
不思議そうに俺とミューをチラッと見てから、首を傾げる2人。
「ミュー先輩が来てるって職員室で聞いて、見張っていたらスクープ取れたんだ♪ 『伝説のプリンセス、初めての熱愛発覚!』……次の見出しはこれで行こう!」
嬉しそうにカメラを撫でる良子ちゃん。
「良子ちゃ~ん、おおげさなんだよぉ。みんな私が嫌がるから、面白がってただけなんだから……。流くん、気にしないで帰ろう? ほら、時間指定で会社に宅急便が届くのに遅れちゃうよ? ねっ?」
ミューは半べそ状態で救いを求めるように、上目遣いで俺を見ながら腕をグイグイと引っ張った。
ドキン!
あっ、やばい、それは反則だろう?
今は勤務中、勤務中、勤務中……。
俺は鼓動が早く鳴るのを静める呪文を心の中で唱える。
「良子先輩」
その時、入口からそう声がして、2人の女子高生が走って来た。
「あっ、優ちゃん、怜ちゃん」
「『緊急召集』ってメール来ましたけど、なんですか?」
不思議そうに俺とミューをチラッと見てから、首を傾げる2人。
「ミュー先輩が来てるって職員室で聞いて、見張っていたらスクープ取れたんだ♪ 『伝説のプリンセス、初めての熱愛発覚!』……次の見出しはこれで行こう!」
嬉しそうにカメラを撫でる良子ちゃん。