今日も地球の上では☆1
今時の女子高生パワーって、なんかすごい。

そう思う俺って、オジさん化してるのか?

軽くショック。

でも、まぁ、それだけ俺も大人になってきた、って事なのかな?



「流くん」

隣から弱々しく呼ばれて、ハッとした。

隣を見ると、さっきとは打って変わり、ミューが俯いていた。



「ん? どうした、ミュー?」

「あの女の子、流くん、知ってるの?」

「あの女の子?」

「さっき『流さん』って……」



あっ!



「あの子は高校時代からの親友の幼なじみなんだ」

「なんで年も離れている親友の幼なじみが、流くんの名前、知ってるの?」

「さぁ? 俺が名乗った事は無いから、多分、深が話したんじゃないかなぁ?」

「あの子……流くんの事、好きなのかなぁ? 流くん、若い子、好き?」



はぁ?

ああ、それでミュー、急に落ち込んだのか?



俺はミューの頭を『ポンポン』と叩いた。

それと同時に、顔を上げて俺を見る、ミュー。

< 23 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop