今日も地球の上では☆1
「りゅ、流くん、どうしよう」
ミューは俺を見る事も出来ず、そう言った。
どうする?
斜面の下は、ミューが居る所から2m位落ちると、さっき俺達が登って来た道に降りる事が出来る。
俺なら登るより、斜面を下へ降りるけど……。
ミューの場合、足元が見えなくて不安かもしれない。
万が一、滑り落ちてしまって、更に一段下の道まで転がり落ちてしまう可能性もある。
俺は辺りを見回して、木の位置を確認すると決心した。
「ミュー。今、俺が引き上げるから、もう少し我慢して!」
そう言ってから、俺はリュックからロープと安全帯を取り出し、木にロープを縛り、自分の体が落ちないように安全帯をセットした。
よし。
俺は道の端ギリギリの所にうつ伏せで寝転がり、近くの木を左手でしっかり持ち、右手をミューの方へ差し出した。
「ミュー、まず片手を離して俺の手を掴んで? それから、『いっせーのせっ』でタイミングを合わせて、俺が引っ張るからもう片手を離して、こっちの木を掴んで、足は今掴んでいる木に乗っかるようにして? いいか?」
ミューは俺を見る事も出来ず、そう言った。
どうする?
斜面の下は、ミューが居る所から2m位落ちると、さっき俺達が登って来た道に降りる事が出来る。
俺なら登るより、斜面を下へ降りるけど……。
ミューの場合、足元が見えなくて不安かもしれない。
万が一、滑り落ちてしまって、更に一段下の道まで転がり落ちてしまう可能性もある。
俺は辺りを見回して、木の位置を確認すると決心した。
「ミュー。今、俺が引き上げるから、もう少し我慢して!」
そう言ってから、俺はリュックからロープと安全帯を取り出し、木にロープを縛り、自分の体が落ちないように安全帯をセットした。
よし。
俺は道の端ギリギリの所にうつ伏せで寝転がり、近くの木を左手でしっかり持ち、右手をミューの方へ差し出した。
「ミュー、まず片手を離して俺の手を掴んで? それから、『いっせーのせっ』でタイミングを合わせて、俺が引っ張るからもう片手を離して、こっちの木を掴んで、足は今掴んでいる木に乗っかるようにして? いいか?」