今日も地球の上では☆1
ミューが『信じられない』と言う表情で、俺を見ていた。



「ミュー? 返事は?」

口をパクパクして言葉が出ないミュー。



「ちゃんと返事しないと、この唇にキスしちゃうよ?」

俺は人差し指で、ミューの唇を指差した。



すると、ミューが目をパチクリしながら俺の方に右手を伸ばして来て……。



「痛っ、何するんだよ?」

ミューが俺の頬をつねった。



「あっ、ごめん、間違えた」

ミューは呆然とそう呟き、今度は自分の頬をつねった。



「痛い……と言う事は、これって夢じゃないの?」



どうして、そこまで信じられないんだろう?

じゃぁ、もっと実感させてあげるよ。



「タイムアップ!」

「えっ?」

俺の言葉に首を傾げたミュー。



俺はそんなミューの頭を優しく撫で、そのまま後頭部で手を止めグイッと引き寄せると、唇に軽く触れるだけのキスをした。


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