今日も地球の上では☆1
「流くん、なんか、今日冷たい」

「えっ? いや、そんな事は」

「なんか、私の事、避けてる気がする」



まぁ、理性を保つ為、距離を置こうとしているのは事実かなぁ。



「流くん、後悔してるんでしょ?」

「えっ?」



ミューの言っている意味が、真面目に分からない。

ミューがポロポロと泣いている顔を隠そうともせず、顔を上げて俺を見た。



「私の事、『好き』って言ってくれて……流くんの彼女になれて、すごく嬉しかったの。でも……みんなから『天然』って言われるドジっ子の私を彼女にして、今は後悔してるんでしょ?」



ちょっ、ちょっと待てよ!

どうしてそんな展開へ考えられるんだ?



そんな話を通路でしていたら、スーツ姿のサラリーマンらしき男性がやって来て、チラッと俺達を見て通り過ぎた。



ビジネスホテルの通路で見る光景じゃないよなぁ……。

えーと。



「ミュー、部屋の中で話さないか?」

「……えっ?」

「入っていい? ミューの部屋」



俺の言葉に、ミューはコクンと頷き、部屋の鍵を開けた。


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