今日も地球の上では☆1
「だから、ミューもちゃんと言うんだぞ?」

「えっ? 何を?」

「ん? 俺が暴走したら、イヤな時は『イヤ』って」

「流くんがしてくれる事が、イヤな筈無いもん」



バカっ、俺を煽(あお)るなよ。



俺は我慢出来なくて、見えていたミューの頭のてっぺんにキスをした。

ピクッとミューが体を振るわせた。

でも、『イヤ』とは言わない。



今度は頬にキスをする。

顔を赤くしてるのは、きっとお酒のせいでは無いと思う。



首筋にキスをすると。

「ひゃっ」

と、小さく驚きの声を上げた。



「ちゃんと『イヤ』って言わないと、俺、このままここでミューの事、一晩中抱き続けるかもしれないぞ?」



俺がミューの顔を見ながらそう言うと、ミューは急に顔を歪めて、またポロポロと泣き出した。



うわっ、しまった!

少し脅しすぎたかな?

俺は慌てて、ミューの頭を撫でてあげた。


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