今日も地球の上では☆１

～ ６日目 ～

無事現場を終えて、２泊目の夜。

今日はアルコールを取らずに食事をして、その後、ドライブをした。

目的地は、星空が綺麗に見える丘だった。

彗ちゃんが天文学の勉強をしていた関係で、俺も天文関係が好きで、星が綺麗に見える場所は結構知っていた。



「うわぁ……綺麗」

ミューは着いて星空を見上げると、呟いた。



ここは以前から話には聞いていたけど、実際に来るのは初めてだった。

今回の出張が決まって、近くだったから来てみようと思っていた。



俺も星空を見上げた。

そこには、無数の星達。

都会では見えないような等級の、小さな星まで見えていた。



「こんなにたくさんの星があれば、どこかに別の世界があっても、そりゃぁ不思議じゃないよなぁ」

思わず俺はそう言った。



「そうだねぇ」

ミューは相槌を打ってくれた。



そしてその後、クスッと笑った気配がした。


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