愛空
仲間






バキッ!!



「ハァハァハァ」


あれから二時間いや三時間たったころ


立っているのは私たち二人だけだった。




「さすが蝶華さん〜あれだけの人数を一人で倒すなんて〜すごいねぇ〜」


ふっ



ちゃかすような
言い方の立川

だかその顔が一瞬歪んだのを私は見た。



「ケッ。お前なんかにまけるかっつーの」




強気の私に立川はしれっとした顔でいった



「ふっ。それよりあいつらのとこ離れたらしーじゃん〜」


一瞬頭が真っ白になった
っっ
何も言えない…
何も言えない自分に腹がたった

「っっ」


だけど



たった
その一言であのみんなの怒った顔をおもいだす…


とても悲しかった…
心臓を握られたように胸がくるしくなった
離れたくなかった。





なにも言えない私に立川が言った






「離れて正解だね。また前みたいにならなくてさっ」





なにがなんだかわからなくなってきた








………る…っ…う…ごっ…めん…な…っ…。



あっ……。



「お前がいけないんだよ〜」




…だ…まれ




「だって〜幸せになんかなるからさぁ〜」






だ…っ…ま…れ…







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