‡いとしきみ‡
「いらっしゃい。もう数人来てるわよ」
30代後半と思わしき女性が、入る奴入る奴にと、おしぼりを渡している。
たぶんこの綺麗な人が翔太の母親だろう。
「すみません、こんなに早くから…しかも貸し切りにしてもらっちゃって」
「翔太のお友達かしら?気にしないで頂戴。めでたい事なんだから、あんた達は、今日はいっぱい楽しんじゃいなさい」
「有難うございます」
そう言って、稔が礼儀正しくお辞儀をしていた姿を見て、笑ってしまった。
この“MOON”と言う店は、翔太の母と姉2人で経営しているらしい。
どっちの姉ちゃんも見た事がある。
30代後半と思わしき女性が、入る奴入る奴にと、おしぼりを渡している。
たぶんこの綺麗な人が翔太の母親だろう。
「すみません、こんなに早くから…しかも貸し切りにしてもらっちゃって」
「翔太のお友達かしら?気にしないで頂戴。めでたい事なんだから、あんた達は、今日はいっぱい楽しんじゃいなさい」
「有難うございます」
そう言って、稔が礼儀正しくお辞儀をしていた姿を見て、笑ってしまった。
この“MOON”と言う店は、翔太の母と姉2人で経営しているらしい。
どっちの姉ちゃんも見た事がある。