‡いとしきみ‡
「優夜気持ち悪〜い!」
 
「…あぁ?」
 
「きゃー!優夜が恐〜い」
 
「何だお前?」
 
 
またメニューから目線を外し、翔太とは逆の横を見る。酔っているのだろうか、稔は顔を赤くして笑っている。
 
 
「まだ2次会始まったばっかなのに酔ってんなよ」
 
「酔ってないわよ優ちゃんっ」
 
『うぜー…(笑)』
 
「お前しばらくウーロンな!翔太は何飲む?」
 
「あっ…僕は取り敢えず生で」
 
「あいよ」
 
 
こんな可愛い顔してるくせに、ザルなんだよなー翔太。
何て考えながら、生2つと烏龍茶を頼んだ。
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