‡いとしきみ‡
「稔の彼女さん?めっちゃ可愛いじゃん!」
「この子が噂のアキちゃんか!(笑)」
周りの騒ぐ声なんか耳にも入らず、俺はただただ黙って目の前のグラスを見つめているだけだった。
「優夜〜!」
俺を呼んだ稔の声に、また体がビクリと反応した。
「な…何?」
普通に答えたつもりが、吃(ドモ)ってしまった。
ソファーに重さがズシッと来て、隣に稔が座ったのだと分かった。
視界の片隅に、稔のピンク色の袴が入る。
…相変わらず、俺の視線はグラスのままだ。
「この子、俺の彼女のアキちゃん。昔、プリクラ見せたよな?俺達、こんなに付き合い長いのに、今までアキちゃん紹介してなかったなっ(笑)」
多分、稔は機嫌が良いのだろう。声が嬉しそうだ。
「…どうも」
そう言い、初めて視線を横へと向けた。
「この子が噂のアキちゃんか!(笑)」
周りの騒ぐ声なんか耳にも入らず、俺はただただ黙って目の前のグラスを見つめているだけだった。
「優夜〜!」
俺を呼んだ稔の声に、また体がビクリと反応した。
「な…何?」
普通に答えたつもりが、吃(ドモ)ってしまった。
ソファーに重さがズシッと来て、隣に稔が座ったのだと分かった。
視界の片隅に、稔のピンク色の袴が入る。
…相変わらず、俺の視線はグラスのままだ。
「この子、俺の彼女のアキちゃん。昔、プリクラ見せたよな?俺達、こんなに付き合い長いのに、今までアキちゃん紹介してなかったなっ(笑)」
多分、稔は機嫌が良いのだろう。声が嬉しそうだ。
「…どうも」
そう言い、初めて視線を横へと向けた。