‡いとしきみ‡
しばらく下を向いたまま、キナちゃんは黙っていたが、
「稔くんが…
“優夜”
って呼んだ所の辺から…」
とだけ答えて、また口を閉じた。
「優夜ごめん!アッキー来たの分かってて、俺がアキちゃんに聞く様に合図したんだ」
そういえば、稔の部屋に入ってしばらくしてインターホンが鳴ってたな…
なんて、気持ちとは裏腹に、何処か冷静な自分がその事を思い出していた。
「そっか。………ごめん。何か急過ぎて、何言って良いか分かんね…」
「稔くんが…
“優夜”
って呼んだ所の辺から…」
とだけ答えて、また口を閉じた。
「優夜ごめん!アッキー来たの分かってて、俺がアキちゃんに聞く様に合図したんだ」
そういえば、稔の部屋に入ってしばらくしてインターホンが鳴ってたな…
なんて、気持ちとは裏腹に、何処か冷静な自分がその事を思い出していた。
「そっか。………ごめん。何か急過ぎて、何言って良いか分かんね…」