‡いとしきみ‡
「そっか…。あの時ね、本当に嬉しかったの。会えた事にもだし、好きな人にクリスマスプレゼントなんて…貰えると思ってなかったの。でもね?1つ引っ掛かる事があってね?」
「…気になる事?」
聞き返すと、キナちゃんは少し俯いて、何か考えていた様子だったが、ポツリポツリと話し出した。
「うん。…私の歓迎会の次の日の、公園で会う約束、してたじゃない?どうして来てくれなかったの?ずっと待ってたのに…。来ないから心配になって電話してみても連絡取れなかったし…」
そう言われ、あの時の事が…勘違いして、俺の中での
“思い出したくない出来事”
が、頭によぎる。
「それは…」
「…気になる事?」
聞き返すと、キナちゃんは少し俯いて、何か考えていた様子だったが、ポツリポツリと話し出した。
「うん。…私の歓迎会の次の日の、公園で会う約束、してたじゃない?どうして来てくれなかったの?ずっと待ってたのに…。来ないから心配になって電話してみても連絡取れなかったし…」
そう言われ、あの時の事が…勘違いして、俺の中での
“思い出したくない出来事”
が、頭によぎる。
「それは…」