‡いとしきみ‡
「今日、稔くんと会ってたんじゃなかったの?」
 
 
突然発っせられた言葉に、何の事か分からず
 
 
「え?稔と会ってたけど?それがどうした?」
 
 
何を言っているのか分からないので、稔と会ってたという事を伝えると、美紀は余計に泣き出した。
 
 
「どう…して…嘘なんかつくのよ…」
 
「嘘って?てか稔と会ってたし」
 
そう伝えると、美紀は
 
 
「今日、1人で海にドライブしに行ったって言えば分かる?」
 
 
と言うなり、また涙を流した。
< 230 / 246 >

この作品をシェア

pagetop