ThreeBoys×FirstGirl
『やっと着いたぁー・・・』
あんまり人いないなぁ・・・。
・・・あ♪
『陸兄!』
「おー、やっぱり真梨雫もこの委員会に入ったか!」
『“入った”んじゃなくて、“入らされた”だよ』
「ははっ。どうせ俺がいるからだろ?」
意地悪そうに陸兄が笑う。あたしもつられて笑った。
『・・・でもなんであたし“も”って・・・?』
「知らねーの?あの三つ子達もお前と同じ理由でこの委員会に入ったらしいぞ」
『えっ、嘘!?』
そ、そんなこと知らないし!
っていうか聞いてない・・!
「嘘じゃねぇよ。チビ女」
こ、この声は・・!
『竜!あと煉と陽!』
「なんで俺ら2人おまけみてぇになってんの?」
「何もおまけにしなくても・・・」
『ごっ、ごめん!』
あーびっくりした。
いきなり後ろから声がするんだもん。
誰だってびっくりするよー。
『ほ、本当に三人もこの委員会だったんだ…』
「「俺ら的にはお前がこの委員会ってとこに確信が持てねぇんだがな」」
「あ、ちなみに僕も同じ意見」
えー・・・あたしがこの委員会にいたらおかしいのかなぁ?
「まぁいいじゃねぇか!とりあえずお前らも座れよ。もう少しで始まるぜ?」
「「「先輩、隣すいません」」」
『あたしこっちでいーや』
何もあたしまで陸兄達と同じ机に座んなくてもいいよね。
あたしは一つ向こうの誰もいない机に座った。
「ん?こっち来ねーの?」
『三人がいるから嫌』
「お前ら嫌われてんなー 笑」
「「「(なんで俺まで・・・!)」」」
『とにかくあたしはこっちでいーの!』
「まいいけどさ。これ終わったら帰んぞ」
『もちろん!』
とりあえず陸兄達との会話を止めて、配布されたプリントを眺めてた。
すると、あとから来た陸兄と同じ学年の先輩がやってきた。
あ、この人あたしも知ってる人…!
「久しぶりだね。真梨雫ちゃん」