ThreeBoys×FirstGirl
この黒髪の綺麗な先輩は・・・



『黒波先輩!?』

「わぁ!覚えててくれたんだ!」

『お久しぶりですっ!』






黒波先輩はあたしが小学生の頃、よく遊んでくれた人で、陸兄の親友・・・らしい。




『先輩もこの委員会なんですか?』



先輩って頭いいけど、運動はだめだった気がするんだけど・・・


「あ、あたしは生徒会の人間だからここの運営担当なの。
真梨雫ちゃんの姿が見えたからこっちに来たの」




そうなんだぁ~。先輩生徒会入ってたんだ!

初耳~♪




「ところで真梨雫ちゃんはどうしてこの委員に?」

『えっと、高等部に知り合いがいるからっていう理由で・・・』

「あらまー・・・。何か分からない事があったら何でも聞いてね。
あたし高等部棟の2-D だからね」

『ありがとうございますっ!』




わぁい♪天使だぁ~・・・♪



なんて幸せに浸ってたらいつの間にか委員会は始まってて、
軽い自己紹介とか、仕事説明とかで終わった。
陸兄と三つ子達を置いて、あたしと先輩は2人で帰ることにした。






ちなみに言うと、
黒波先輩も同じマンション。でも先輩は一つ上の階。
大体この学校の人は同じマンションの人たち。
だから皆大体顔なじみ。
知らない人は外部からの生徒くらい。








『先輩、一つ聞いてもいいですか?』




歩きながら質問をした。





『先輩って彼氏さんとかいないんですか?』




先輩こんなキレーなんだから居てもおかしくないよなー…



先輩の黒髪すっごく綺麗なんだよねー…。
あたしの髪色、世に言うハニーブラウンって感じで、普通の茶色よりも色素が薄い。
嫌いじゃないけど、たまに黒髪にあこがれる。





「教えてほしい?」




えっ!?その反応もしや…





「いるのよ。すっごく頼りになる彼氏が♪」

『だ、誰ですか!?』




 凄く気になる!!先輩、早く教えてください!

< 6 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop