俺様狼と子猫少女の秘密の時間①

確かに…雲の上の存在だから、って。

あたしなんかが…って思ったけど。


でも本当はやめてほしくない!

先輩のそばにいたいし、先輩に触れてたい…。

やめてほしく、ない…。



「だから…だからっ…!」


「悠…」


「嫌いにならないで……!!」


「…!?」


思いのほか掠れていた声で叫んだ。



ああ…もう、ダメだ。あたし。

今日は涙腺緩みすぎだよ。

また…涙が止まらない。


杏子の言うとおりだった。

なぜか今、そんなことに気付いて納得した。















あたし……先輩が、好きなんだ…。



< 111 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop