俺様狼と子猫少女の秘密の時間①
確かに…雲の上の存在だから、って。
あたしなんかが…って思ったけど。
でも本当はやめてほしくない!
先輩のそばにいたいし、先輩に触れてたい…。
やめてほしく、ない…。
「だから…だからっ…!」
「悠…」
「嫌いにならないで……!!」
「…!?」
思いのほか掠れていた声で叫んだ。
ああ…もう、ダメだ。あたし。
今日は涙腺緩みすぎだよ。
また…涙が止まらない。
杏子の言うとおりだった。
なぜか今、そんなことに気付いて納得した。
あたし……先輩が、好きなんだ…。