俺様狼と子猫少女の秘密の時間①
「…っあん……!」
…………は?
「あ……やだ…んあっ」
…………は?
「っああ!」
…………は!?
教室の前に来て、いざ開けようと扉に手をかけると。
開ける寸前で、中からそんな声が聞こえてきた。
「はあっ……」
……ちょっと。
なにしてんの? これ…。
あれですか。男女の……男女の……ですか。
カチンと固まってしまっている。
動けずに思考も止まっていたあたしは、やがて気付いた。
ここって……先輩とあたししか、来ないよね?
てことはまさか……先輩…?
女の子呼んで……こんなことしてるの?