俺様狼と子猫少女の秘密の時間①
――――……
『悠由……』
『えっ…』
『悠由……』
『先輩…? 先輩どこ?』
『サンキュー悠由…』
『先輩!!』
「っきゃーーーーーー!」
わ!?
は!? え!? な、なにごと?
ガバッと頭を起こし、きょろきょろ辺りを見回す。
どうやら…寝てしまっていたようだ。
授業もとっくに終わってる。
なぜ…起こされなかったんだろう。変なの。
…いやいやそれより。
さっきの悲鳴はいったい…。
ていうかあの夢は…。
「???」
「……アホ面」
「ちょっ、なんてこと言うんですか先輩! ……先輩?」