俺様狼と子猫少女の秘密の時間①

「ちょっと評判がいいやつはすーぐ頭に乗るからね」


「そうそう。そんで不釣り合いな相手にちゃっかり居座るんだよ」


「腹立つんだよ!!」


ガンッ


「っ…!!」


その一撃をキッカケに。

五人による暴力はエスカレートしていった。


「マジムカつく!」


「消えてほしいんですけどー」


「なーにが『先輩』よ!」


……っ…先、輩…。


先輩…!!!



キーンコーンカーンコーン



「チッ……」


「いいやもう。なんか萎えたー」


「行こ!」


「もしまだ龍樹の回りうろついてたら、次はどうなっても知らねーよ」


そう言ってあたしを見下ろすと、ぎゃる達は消えていった。


< 186 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop