俺様狼と子猫少女の秘密の時間①
…確かに……そうだけど。
でも先輩のせいじゃない。
「先輩の…せいじゃ…。それにあたし大丈夫です」
「右腕折れてんだぞ」
「え"」
…うっそん。
あたし……骨もろ過ぎ?
もっとカルシウム取らないと…!
「先輩も…カルシウムとっといたほうがいいかもしれませんよ!」
「……」
そのうち転んだだけで骨折とかなったら大変でしょ?
「あ…明日っからお昼にぎゅうにゅう足します? …でもあたしぎゅうにゅうだけはダメなんですよねー…」
煮干しとか……でも煮干しって食べるもの?
小魚とか? うーん…。
「お前な……」
「へ?」
「いや…らしいっちゃらしいけど…」
「?」
ハアァ~と大きくため息をついて、頭を抱える先輩。
なんかまた…心底呆れてません?
「あーのー…」