俺様狼と子猫少女の秘密の時間①
「まあ…大丈夫ならいいんだ」
「? ちょっとくらい怪我したって平気っすよっ」
「いや……」
「??」
いやほんと。
先輩って分っかんないなぁ?
「今日は休めな? つーか明日も休め。今週いっぱい休め」
「え……大丈夫ですって」
「ああ?」
「ひっ……! や、休ませていただきますっっ」
「よし」
……ほっ。
本当に先輩って心配性だったんだ。
でも…あんまり休みたくないのにな…ガッコ。
先輩に会えないよ~~…。
顔が暗くなっていくのが分かった。
「……どうした?」
「えっ……い、いえ。なんでも」
「痛い?」
「う、ううん」