俺様狼と子猫少女の秘密の時間①
甘い考えかもしれない。
終わってから戻っても……悠由が俺を拒否しないとも限らない。
それでも俺は…悠由のもとへ戻りたい。
「ハア……早く抱きてー」
「ぶっ」
「……お前なにやってんだよ」
いきなり目の前でビールふきだしやがって……。
なんなんだよ。
「あんた今……なんか血迷ったこと言わなかった?」
「はあ?」
「抱きたいとか言わなかった?」
「どこが血迷ってんだよ」
「あんたね! 実の叔母よ? 充分血迷ってんじゃない!」
「誰がてめぇを抱きたいっつったよ!」
悠由に決まってんだろが。
こいつこそなにを血迷ってんだ。
思いっきりドン引きして後ずさった。
「ちょっとなに逃げんのよ」
「るせーな。来んなよ」
「なによ、反抗期?」
「違うだろ」