俺様狼と子猫少女の秘密の時間①
脱力の一報
「……お前って」
「はい?」
「なんかこう……可愛いのな」
はうっ!!
さ、刺さった…。
キューピットの矢が刺さった…!
マックスっす!!
色々マックスっす!!
「先輩……なんか胸がドキドキします」
正直な今の心境を伝えた。
他にどう言っていいか分からなかった。
「…ばーか」
「えっ……わっ!? っん…」
覆い被さるように、ソファの背もたれにあたしを押し付ける。
なんかもう……なにされても幸せです…❤
「うにゃあ!?」
なにされても…幸せ……だけど、急に抱き上げられたらさすがに驚きますよ。
「???」
「お前のそれ、久しぶりに聞いた」
「それ?」
……どれ?