俺様狼と子猫少女の秘密の時間①

今今ものすごいこと口走った!!

なんかいらない告白したよ!?


「ななななんでもないんですっ。気にしないでください忘れてくださいっ」


「……」


「……」


ごくっ。


「…無理」


おいおいおい!

空気読んでさ、嘘でも分かったとか言ってほしかったよ…。

そんなはっきり言い切らなくても…。


「…見惚れるほど好き?」


「!!」


んなっ……。

そ、それはその…。


妖艶に笑い、頬杖をついてあたしを見る。

「ん?」と返事を急かすけど……言えませんよ。


ぱかっと口を開いた瞬間に、


「ご注文はお決まりですかぁ?」


と、店員さんがお水を持ってやって来た。



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