俺様狼と子猫少女の秘密の時間①
……やっぱり?
なんで? なんでそう……。
「はぁ……」
この人あたしを…なんだと思ってるんだろ。
ゆたんぽ? ゆたんぽですか?
「授業の時間になっちゃいますから…」
「やだ」
「!!」
や、やだって……!
やだ……可愛い…。
ちょっ、きゅんきゅんしちゃうんですけど。
そんな場合じゃないけどきゅんきゅんしちゃうんですけど。
「先輩~~」
「来い」
「ええっ?」
懇願の意味を込めての呼びかけもことごとくスルーされ。
窓際のソファに腰掛けて、膝の上に抱えられた。
「ちょっ…と、先輩!?」
「さみぃんだよ」
「…先輩寒いの苦手なんですか?」
「……るせー」
やだ可愛い!!