ばくりっこ
そして今。


みうたちに任せて、私は思いを伝えている。


やばっ!


ドキドキしすぎっ!!


顔が熱いよぉ!


戻ってきたみうと佑奈と真理は、自信満々の顔で教室に戻ってきた。


「…どうだった??」


私は、不満げな顔で言う。


すると佑奈が満面の笑みで、


「OKだって!!」


と言った。


その瞬間、ものすごく体が軽くなって天に浮いたような感じは、今でも覚えている。


やったぁ!!


うち、彼氏ができたんだよねっ??


付き合ってるんだよねっ!?


涼は、私と反対の席だから、その日はしゃべることはなかったけれど、戻ってきたときの涼の顔は、見ていた。


ものすごく赤かった。


その日は、私はずっと眠ることができなかった。
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