俺様野郎×鈍感女
「続いて副班長決めー」
ってゆーか、太一くんってまとめるの上手だね!
「じゃあ残った3人でじゃんけんね♪」
「…待て」
あたしたちがじゃんけんをしようとしたら、芳賀くんがいきなり止めた。
「副班長くらい俺に決めさせろ」
はい?
この人はなんて自己チュー的な発言をするんですかっ。
まっ、あたしには関係ないもんねっ♪
「どうせ俺になるんだろ?」
そう太一くんになるんだよっ!
「違う」
……はい?
じゃあ…あたしと舞のどっちか?
「徳岡な?」
「…へっ?」
あたしが副班長?
いやいやいやっ!
なんであたしなの?
「はい、じゃあ凛華ちゃんに決定♪」
ちょっとぉー……最悪。
あたしは芳賀くんのことを見ると、芳賀くんは怪しげな笑みを浮かべていた。
芳賀くんってSなんだね……
この時は、これ以上にドSだなんて思いもしなかった。