俺様野郎×鈍感女
★≫告白
*凛華


はぁ……


昨日芳賀くん、勘違いしちゃったかな…?


芳賀くん送ってくれようとしたのに…一緒に帰りたくないって思わせちゃったかな……


あたしの気持ちはそんなんじゃないのに……


「……か?凛華?」


「……あ…はいっ?」


「ボーッとしちゃって(笑)
何かあったの?」


「ないよ?ぜーんぜん」


「……嘘。
あるんでしょ?
言ってみ?
神友なんだから♪」


舞って……あたしのこと何でもわかるんだね。


あたしは舞にすべて話すことにした。


舞は、話を真面目に聞いてくれていた。


「……あぁ。
勘違いしちゃったかもね」


「……やっぱり?」


「うん。
ってか、なんで送ってもらわなかったのよっ!」


なんか舞の表情が…いきなり怖くなった(笑)


「あたしだって本当は送ってもらいたかったよ?
でも、芳賀くんちから1時間くらいかかるのに…迷惑でしょ?」


あたしがそう言うと、舞は深くため息をした。


「あんたは人のことしか考えないの?
男はスキな女が危ない目に合う方が心配なの!」


スキな女……?


芳賀くんにスキな子がやっぱりいるんだね……


「まっ、芳賀くんには誤解解いた方がいいよ」


舞はそう言って、教室から出て行った。


たぶん…太一くんの所に。


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