俺様野郎×鈍感女

しばらく歩くと凛の家に着いた。


俺は付き合うようになってから「凛」と呼んでいる。


凛は…芳賀くんって言ってるけどな。


「上がっていいよぉ」


俺は凛んちに上がってリビングのソファーに座った。


はっきりいうとこのソファーでっけぇから、どこ座っていいのかわかんねぇけど(笑)


凛はジュースを用意してから俺の隣に座った。


「なんでテンション上がってんだよ(笑)」


「へっ?
だってぇ初デートだったから♪
芳賀くんは……嬉しくないの………?」


げ………っ。


もう今すぐに涙が出そうなくらいに目が潤んでんのに上目遣いで俺のことを見ている。


しかも俺の腕を掴み、ブランブラン腕を振ってるし(笑)


「嬉しいし楽しかったぜ?///」


「ホント?
よかったあ♪」


凛はそう言うと俺の胸に顔を擦りあててきた。


コイツ…俺が理性ぶっ飛んだらどうすんだ?


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