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不思議な森

少年は森に入った。
森には細い道が一本あり、奥の方でバラバラに別れている、
少年はとりあえず別れ道の手前まで歩いていった。
 
「さて、どの道へ行けばいいんだろう」
 
少年は地図も方位磁石ももっていなかった、
すると一本の道の奥の方から何かが歩いてきた。
 
「なんだろう?」
 
見るからに人ではないことはすぐにわかった。
 
少年は少し恐くなり、足を少し後ろに下げた、
 
すると、その生き物が声をかけてきた、
 
「だれだ?お前、どこから来た?」
 
少年はその生き物の姿をみて驚きを隠せなかった‥
その生き物は蟻のような形をし、紫のような色をしている。
 
「‥こんな生き物はじめてみた…」
 
………「おい、きいてるのか?お前は誰だ?」
 
………「あ、うん‥」
 
「まあいい、」とゆうと、その生き物は、また森のなかへ入っていってしまった… 
……「なにものだったんだろぅ…それよりどこに行けばいいんだ?」
 
少年はとりあえず、その生き物が入っていった道を行ってみることにした。
 
森の奥に入って行くにつれ、少年は体がだるくなっていくのがわかった。
 
「な、なんだろう‥この森、やけに空気が悪い‥」
 
その森はとてもジメジメしていて、何年もいたらおかしくなってしまいそうな場所だった。
 
少年は少しずつ休みながら、ゆっくりと奥へと進んでいった‥
 
しばらくすると入り口の辺りであった生き物がまたこっちへ向かってきた、
少年はその生き物に話し掛けてみた、
 
「君、さっきも会ったよね?」
するとその生き物は不思議そうに‥
「……え?僕が君に?なんのことだい?」
 
…さっきのやつとは違うみたいだ…少年はおもった、「さっきの奴とそっくりなのになぁ…いや、僕を探るために知らないふりをしているだけかもしれないな‥」
そんなことを考えていると、遠くのほうから声がした「おい!お前!さっきの奴だろ!」
 
少年は驚いた
「うわぁ!」
 
今いる奴とまったくそっくりな奴がもう一匹…二匹、三匹と次々から出てきたのだ
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