秘密の王子様
仕方ない…。屋上にでも行って昼寝しよう…。
―屋上―
後少しで夢の世界に入ろうとしたとき、足音が聞こえてきた。
あたしはなぜか隠れた。
―ガチャ
「はぁー。よかった誰もいねー」
その人の正体は…あのプリンスだった!!!
「マジ疲れる。何が親衛隊だよ。人が優しくしてればきゃーきゃー騒ぎやがって」
…やっぱりーー!!!!!超性格×じゃん!!!!!
その後もプリンスの愚痴は続く…。
「はぁー。マジ頭痛くなる。『今日の陸様もかっこいい~❤❤❤』とかさー俺はいつでもかっこいいっつーの」
えー…。超ナルシストじゃん…。
…ってかどうしよう…。完ぺきに盗み聞き状態じゃん!!
―カタン
しまったぁぁぁ!!机に当たった~!!!
っていうかなんでこんなところに机があるんだよ~!!!
「あ゛ぁ?誰だ?出てこいよ」
仕方なくあたしはエセ王子の前に出た。