ゼロ
序章

変わりない日


それはそれは、太陽が降り注ぐすがすがしい初夏の日だった。


午前中で部活が終わり、友達と別れ、特に予定もなくただ家路へと向かう帰り道。



暑くもなく、寒くもないちょうど良い気温で、いつもはしない寄り道をしていた。
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