Snow Princess ~雪の華~
「な……?」
マリンは笑顔のまま固まった。
少女は後ろから近付き、無邪気にローズに言った。
「お母様、“彼女”がそのお友達ですわ」
「あら? そうなの? お友達だなんて珍しいわね。どうぞゆっくりしていって下さいね」
マリンの中で何かが壊れてゆく音がした。
マリンは硬直がとけて、ローズにすがりついた。
「私ですよ? 私が分からないの? マリンよ? 大きくなったでしょ?
私、頑張ってるの! 今日は成人の儀だったのよ!」
マリンは必死に語った。
しかしローズはふんわりとした笑顔でマリンを見つめているだけ。
マリンは笑顔のまま固まった。
少女は後ろから近付き、無邪気にローズに言った。
「お母様、“彼女”がそのお友達ですわ」
「あら? そうなの? お友達だなんて珍しいわね。どうぞゆっくりしていって下さいね」
マリンの中で何かが壊れてゆく音がした。
マリンは硬直がとけて、ローズにすがりついた。
「私ですよ? 私が分からないの? マリンよ? 大きくなったでしょ?
私、頑張ってるの! 今日は成人の儀だったのよ!」
マリンは必死に語った。
しかしローズはふんわりとした笑顔でマリンを見つめているだけ。