+-+ another storys +-+
つかんだ手を離して、そっと背中に回した。


抵抗することもなくオレの胸に収まった梓さんに少しほっとした。




「ごめん、黙ってて。ヘンな心配かけたくなかったんだ」

「なにも知らずに、あんな場面見たら……心配しちゃうよ」


「ごめん」


グスンと鼻を鳴らす梓さんを抱き締める腕に力をこめた。





「……れ、ん……好き……」
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