+-+ another storys +-+
「!!」
初めて呼び捨てで呼ばれたことに鼓動が跳ねた。
それから、好きって言ってくれたことにも──重ねられた唇にも。
オレのシャツをつかんで背伸びをして、一瞬触れるだけのキスをされた。
「あたしだけ、だよね? 蓮くんにこんなことしていいの……?」
さっきのは無意識だったのか呼び方が戻っていたけど、彼女の精一杯を感じて思わず口元が緩んだ。
「──当たり前」
涙のにじむ目尻にキスをして、それからもう一度強く抱きしめた。
初めて呼び捨てで呼ばれたことに鼓動が跳ねた。
それから、好きって言ってくれたことにも──重ねられた唇にも。
オレのシャツをつかんで背伸びをして、一瞬触れるだけのキスをされた。
「あたしだけ、だよね? 蓮くんにこんなことしていいの……?」
さっきのは無意識だったのか呼び方が戻っていたけど、彼女の精一杯を感じて思わず口元が緩んだ。
「──当たり前」
涙のにじむ目尻にキスをして、それからもう一度強く抱きしめた。