+-+ another storys +-+
誰もいない教室で勉強していると、あの静かな図書室を思い出すことがある。


たまに一緒に勉強したり、彼女は彼女で書架の奥で本を読んでいたり。



あそこで過ごした彼女との記憶は、今でも鮮明に覚えている。




……って、何だか未練がましいな、オレ。





「あ、彩じゃん」


いつの間にかオレの近くまで来ていた松田は、窓の外を見て声を上げた。
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