+-+ another storys +-+
聞き覚えのある声に、思わずつないだ手に力がこもった。




「……あれぇ、お姉さんのお友達さんだぁ」


──完全に敵対視している口調と視線。


まだ諦めてないんだ、蓮くんのこと。



「あっちにカナとかいるんだよ。一緒にどう?」

「……見てわかんない? オレ、デート中なんだけど」



「だって2人、似合わないんだもん」
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