+-+ another storys +-+
「そう、おくさ…………ってえぇぇ!? 久我っち結婚したの!? いついついつっ!?」


あたしのあまりの驚きように、美人さんはまたクスクス笑った。



「驚き過ぎだし」


あ、そう言われれば……。

口元を押さえている美人さん……じゃなくて、奥さんの左手にはシンプルな指輪が光っていた。



「そっか。そうなんだ。……おめでとうございます」

あたしはぺこりと頭を下げた。


久我っちに、というよりは奥さんの方に。
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