+-+ another storys +-+
修ちゃんは相変わらず謎が多い。

彼女もいるんだかいないんだか……。

修ちゃんだったら女の子がほっとかないと思うけど、そういうことは話してくれない。




「じゃあな」

そうこうしているうちに、修ちゃんの降りる駅に着いた。


「親がいないからってヘンなことしないように」

「なっ……!?」


修ちゃんが“例の顔”で微笑んだ時、タイミングを見計らったかのようにドアが閉まった。

思わずトモと顔を合わせ──なんだか気まずい空気になった。


……修ちゃんのバカ。




ヘンなことなんかしないもん……多分。
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