最初で最後の恋愛
第1話 運命の出会い
い・・ゃ・・・・嫌ーーー

「はぁっはぁっはぁっゆ・・・・め」

「ママ・パパ行って来ます。」(写真に言う)

私の名前は桜華 聖来。(おうか せいら)

高校2年生。


私は、ある事件のせいで、家族と親友以外しか、信じられなくなってしまったの。
今は、お姉ちゃんとお兄ちゃんと愛犬のシリウスと私の三人と一匹で暮らしています。 


「聖来おはよう」

「由希ちゃんおはよう。」

彼女の名前は、片桐 由希(かたぎり ゆき)ちゃん。
綺麗で美人で優しくてモデルさんみたいなの。
信用できる人の中の一人で、私の親友なの。
今、私がここにいられるのは、由希ちゃんのおかげ。
もし、由希ちゃんがいなかったら、今頃私は・・・・。


「ちょっちょっと聖来大丈夫?」

「何が?」

「顔色が悪いわよ。」

「えっ。嘘」

「嘘ついてどうするのよ。まさかあんたまた、あの日の夢を見たのね。」

「うん。でっでも大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」

「そう。 でも、あんまり一人いろんな事を抱えこまないで、私を頼りなさいよ。
たまには、甘える事も大事よ。」

「心配してくれて、ありがとう。 でも、大丈夫。」

「そう。ならいいんだけど。」

「うん。ありがとう。私は、由希ちゃんと海斗兄と沙羅姉とシリウスだけいてくれれば、それでいいから。」



この子を過去から救ってくれる人が現れたら、きっと本当の笑顔・本当の自分自身を取り戻す事ができるかもしれない。
過去から開放されるかもしれない。
あの子の苦しむ顔は、もう見たくないから。



私は、もう家族と親友以外誰も信じない。
もう、あんな思いをするのは、嫌だから。
そのせいで、パパとママが死んだんだから。
あんな事にならなっかたら、今頃パパとママは・・・・・。





でも、私はまだ気づいていなっかった。
私の運命がある少年によって、かわることを。


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