さくら木一本道
(勇次)「ところでよ… 今気付いたんだけどよ… そのツナギ(作業着)誰から貰ったんだ?」
(さくら)「誠雪さんから渡されたのよ? 私専用の作業着だって」
(勇次)「……どこから持ってきた?」
(さくら)「階段登って突き当たりの部屋から…」
それは紛れもない勇次の部屋だ。
(勇次)「思いっきり俺の部屋からじゃねぇか!!!」
(さくら)「えーー!! 何でアンタのなのよ!! ちゃんと綺麗にしてる!?臭くないでしょうね!!?」
(勇次)「なんだと!? 人の勝手に借りといて!! なら返せ!! 今すぐ返せ!!」
(さくら)「ヤダ!! アンタ、私の手下なんでしょ!? だったらこれはもう私の物!!」
(勇次)「ふざけんなぁぁぁ!!!!」
ここからさくらと勇次の「帰還大作戦」が始まった。
しかし、ここからが地獄の入口と言わんばかりの激動なことが、二人を襲おうとはまだ知るよしもない…
「くれてやる」
終わり。