♀♂存在感22%の恋♂♀
『“全然イィょ!
ってか、本当に好きだね。あの漫画ww”』
また笑顔がほころぶ。
『紅葉、どうしたの?
気持ち悪い。』
母親の声で我にかえる。
「〜ッ…キモくないし!
自分の部屋行く!」
自分の部屋のベッドにダイブした。
またケータイを開いてにんまり。
……あー、
……今キモいな。あたし。
…って返信しなきゃ!
「“マジで?ヤッター!
ってか、あの漫画はマジで神だから。”」
…すぐに返信が来た。
『“まぁ、あの漫画は
俺自身も大好きだから、わかる。
ってかさぁ、
佐波って男子とメールすんの?”』
…はぁ?
…愚問だな。
「“あたしがするわけないじゃんww
第一、男子と関わりないし。”」
…って、もろ浮いてる子じゃん。