「はい。どうぞ。」
「ありがとぅございます。」
「アゲハちゃんは何か...重い過去があるの?」
大きな黒い瞳で見つめられた。
私の場合重い過去っていうか...
家出??
少しは過去が関係しているけど...
「あの...えっと...」
私は応えに悩んだ。
「これも訳ありね?どこで龍虎にあったの?」
オーナーじゃなくて龍虎?
そんなに親しい関係なの?
「男達に襲われそうなところを助けていただきました。」
「へぇ...。あっ!お仕事の時間。ごめんなさいね。」
「いえ。私は部屋に戻ります。お茶、ありがとぅございました。」
「あっ。私“闇”のナンバー1なの。よろしくね?それじゃあ!」
蘭さんは綺麗な姿勢で行ってしまった。
部屋、入ろう。
いろいろな疲労が溜まって
とても眠たかった。
部屋はキッチンに洗面所。
和室とベッドルームに洋室のリビング。
これ月3万は安っ!!
あっ。
食事はどうするんだろぅ??
掃除も...
フロントに行けば分かるかな?
服に着替えよぅ。
っとおもったけど...家出してきたから
ない!!
本格的にどうしよぅ...!!!
とりあえずフロントへ...
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